夢を叶える「あんばさま」総本宮
壮麗な造りで、茨城の東照宮とも呼ばれる。
平成22年、280年振りに再建された美しい麒麟門。
「にっこり大黒」として親しまれる大黒様。
「御種銭」を賽銭箱のフチに置いてから、御賽銭を入れよう。
高額当選御礼の奉納塔が。次に建てるのはあなたです!

大杉神社|にっこり大黒様に財運祈願

茨城県稲敷市にある大杉神社。関東や東北に分布する約670社の大杉神社の総本社であり、厄除けの神社として古くから信仰を集めている他、近年では日本唯一の「夢むすび大明神」としても知られています。境内に配祀される大黒様の金運財運の御利益も古くから知られており、複数の逸話が残されています。社名の由来にもなっている巨大な杉の木は、数々の奇跡を起こした伝説が伝えられており、「大杉大明神」「あんばさま」として古くから崇められています。

このような方にオススメします!

また、商売繁盛の祈願をした商人が大成功を収めたという現実の逸話も伝わっています。これから起業する方、商売を軌道に乗せて成功させたい方、ぜひ御種銭を買って「大杉神社」だけでなく、境内に配祀されている「大黒神社」にも合わせて参拝してください!

ぜったいに叶えたい具体的な「夢」や「目標」のある方には夢叶え正五九参りがオススメ!大杉大明神の眷属とされる「ねがい天狗」と「かない天狗」が大杉大明神にあなたの願いを届けます!

開運データ

主祭神大物主神(倭大物主櫛甕玉命)
御利益五穀豊穣
商売繁盛
創建神護景雲元年(767年)
社格等郷社
別表神社
札所等茨城百景「阿波の大杉神社」
主な神事駒牽祭(大杉神社春の例祭・あんばおこと)
大杉祭本殿祭(例祭・あんばまち)
文化財

御種銭を購入して、ダブル参拝がおすすめ!

大杉神社と大黒神社のセット参拝が成功のセオリー

茨城県南部の方にとって、大杉神社は「厄除け」の神社としてご存じの方も多いのではないでしょうか?現在の大杉神社も、「厄除け・厄払い・方位除け・空乏除け」といった御祈祷をメインで訪れる方が多いそうです。大杉神社の成り立ちは、767年に当地を訪れた勝道上人が病苦にあえぐ民衆を救うべく三本の巨杉に祈念したところ三輪明神(奈良県桜井市三輪にある三輪明神・大神神社)が飛び移り病魔を退散せしめた、というところが始まりと伝えられています。病魔を退散させた巨杉はやがて「大杉大明神」と呼ばれ病魔退散が転じて厄除け・厄払いの御利益にもつながってきたものと考えられます。

まず、大杉神社で「悪いもの」を落とし、それから大黒神社で金運財運の「御利益」に預かる、というように、両方をセットで参拝することが成功の秘訣です

金運財運・商売繁盛には「にっこり大黒と御種銭」

大杉神社には主祭神の大物主大神(倭大物主櫛甕玉大神)のほかにも多数の神様が配祀されていますが、特に有名なのが「にっこり大黒」と呼ばれる大黒神社です。「にっこり大黒」の由来は、拝む人によってその表情がかわると言われる大黒様の像。顔を崩すほど笑って見えれば、巨万の富を授けてくれるという言い伝えがあります。

この大黒神社の財運の御利益、いくつかの「実例」が伝えられています。

太田竹次郎と御種銭

その一つが、太田竹次郎という方のお話。貧しい行商人だった彼は、かつて大杉神社の前にあったという「亀屋旅館」の主人のすすめで、見慣れない二枚の参詣銭(御種銭-おたねせん-)を受けとって神社に行き、最初に大杉神社の賽銭箱のフチに一枚の御種銭を置いてから賽銭を入れてお参りし、続けて大黒神社の方も同じようにもう一枚の御種銭を置いてからお賽銭を入れ、一心に商売繁盛の祈願をしたそうです。すると、大黒神社の本殿に祀られている大黒様が、にっこりと笑って見えたそうです。その後、事業に成功して巨万の富を為した彼は、明治30年に大黒様の本殿を奉納。さらにその後に火事で焼失した大杉神社の社務所再建にも多額の奉納をされたそうです。大黒神社の片隅に、「東京神田 太田竹次郎」の石碑がなんと今も残されています。

大黒神社の隣には古い石碑が。太田竹次郎の名前が彫ってある。

現在、大杉神社に参詣すると、社務所にて「御種銭」お守りを購入することができます!太田竹次郎さんにあやかって、御種銭を手に、大杉神社、大黒神社を参拝し、御種銭をお財布に入れて財運のお守りにしましょう!

筆者も実際に御種銭を入手!参拝後はお財布の中で財運のお守りに。

開運スポット詳細

あんばさまの由来

『常陸風土記』に登場する「安婆嶋 – あんばさま」

大杉神社の鎮座する場所は現在の霞ヶ浦、常陸川、利根川下流域、印旛沼、手賀沼、牛久沼、鬼怒川下流域、小貝川下流域を内包する常総内湾に西から東に向かって突き出すような地形のほぼ突端に位置していました。『常陸風土記』には安婆嶋として登場しますが、半島状地形にもかかわらず、半島先端に比べ、かなり西側でくびれた地形をしていたため遠映としては島状の様子を呈していたため、安婆嶋と呼称されたといわれています。

地形図でみると大杉神社周辺が島のように見えたのも納得です。

大杉神社の巨大な杉「安婆嶋 – あんばさま」

大杉神社一帯は、かつて海に突き出した半島の突端として、交易においてランドマークの役割をはたしていたと考えられています。大杉神社の巨大な杉は「あんばさま」と呼ばれ、人々の信仰の対象であり、人々の交通標識の役割を十二分に発揮していたと考えられます。

樹齢1000年の御神木が見守る

大杉神社の由来とされる巨杉。倭大物主櫛甕玉命が乗り移り、大杉大明神となった神様の木です。古来「あんばさま」と呼ばれた「太郎杉」は、残念ながら1778年に焼失。現在は樹齢1000年・樹高40mの「次郎杉」と樹高28mの「三郎杉」が境内を見守っています。

大杉神社境内に鎮座する御神木「三郎杉」。「次郎杉」やや離れた場所から見守っている。

夢叶え「正五九参りと三年祈祷」

夢叶えの「夢」は、あなたの目標であり、数年後になっていたい自分の姿とお考えください。

「家族が健康でありますように」という願いは家内安全ご祈祷ですが、
「健康になりたい」は夢叶え祈祷となります。

「就職できますように」は就職祈祷ですが、
「〇〇商事に入社してNYに駐在したい」は夢結び祈祷となります。

(一部抜粋)

大杉神社公式サイト

とあるように、具体的な目標のある方は、「夢叶え祈祷」がおすすめです。

夢叶え祈祷は「正五九参り」といって正月、五月、九月の年三回ご祈祷を受けることをいいます。神様のパワーが生まれる正月、最も盛る五月、滅に入る九月にご祈祷をすることにより、夢が次第に膨らんでいくという意味があるそうです。

また、夢・目標の中でも、「良縁」「子宝」「商売」「心願」「病」「安全安心」を願う方には、正五九参りを三年続ける「夢叶え正五九三年参り」がおすすめです!

ちなみに、正月から初めるのが理想ではありますが、それが難しい場合はどの月からでも開始が可能とのこと。ただし、その場合は4カ月毎の祈祷を毎年同じ月にするようにしてください。(例えば2月開始の場合は、2月・6月・10月を3年間)。

経営者を成功に導いてきた大杉神社

現在の有名大企業の創業にも大杉神社が関わっているそうです。

國分勘兵衛の成功物語

正徳元年(1711年)に國分勘兵衛が大杉神社と大黒神社で事業成功の祈願をし、土浦で醤油醸造を始めました。この時に「大國屋」を屋号とさだめ、江戸日本橋に店舗も構えた。更に後、大国主大神と大杉大明神が夢枕に現れ、お告げによって霞ケ浦の漁師から雑魚を貰い受け佃煮製造をはじめたところ大成功を収めたそうです。やがて醤油事業は廃止しましたが、広く食品販売の問屋として成長を続けました。現在、日本最大級の大手食品卸企業であるK&K(国分株式会社)として今も成長をつづけています。國分勘兵衛の名が記された石碑は、いまも境内にあるそうです。

田中玄蕃とヒゲタ醤油

江戸時代幕開けの元和元年(1615)、田中玄蕃は、創業の志を立て、大杉大神さまに事業成功の祈祷をしました。その翌年、醤油の醸造に成功し、後のヒゲタ醤油の創業者となります。玄蕃は、御礼参りとして紀州(現在の和歌山県)より伝えられた悪魔払え囃子(後のあんば囃子)と十二座神楽を奉納した、大杉神社にゆかりのある人物です。

高梨兵左衛門・茂木七左衛門とキッコーマン

高梨兵左衛門と茂木七左衛門は、野田で醤油醸造を手掛け、この両名は後のキッコーマン株式会社の前身を築き、日本の醤油業界の頂点へと登りつめます。平成の大造営により改修工事の行われた社殿の銅版からは、高梨・茂木両家奉納の墨書銅版が多数発見されています。

基本データ

名称大杉神社
別称あんばさま
大杉大明神
大杉大権現
今宮大杉大明神
所在地茨城県稲敷市阿波958番地
電話029-894-2613
URL大杉神社公式サイト
駐車場無料駐車場あり
アクセス圏央道稲敷ICより車で20分

アクセスマップ

この記事の掲載内容について

この記事は独自基準に基づいて取材・執筆・掲載をさせていただいております。こちらの開運スポットの関係者の方で、この記事の内容にご意見のある場合は、速やかに対応させていただきますので、下記フォームよりご連絡くださいませ。

この記事を書いたのは

茨城開運管理人
茨城開運管理人茨城開運ポータル管理人
茨城開運ポータルの管理人。開運というキーワードで茨城をもっと楽しく!という気持ちで、このサイトを作っています。鑑定歴20年の運活カウンセラーでもあります。

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