祭神

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祭神(さいじん)は、神社に祀られる神様のこと。御祭神(ごさいじん)。

神社には一般的に複数の神々が祭神として祀られるが、その場合は最も中心になる神様を主神や主祭神と言い、ほかの神を相殿神(あいどのかみ)ともいう。

神社の祭神には『古事記』や『日本書紀』などの古典に名がみえる神々の他、歴代の天皇や歴史上の人物が祀られている場合もある。また、ある特定の地域を支配するとされる神で、とくに神名のない神も、時として神社の祭神となっている場合がある。靖国神社や護国神社では戦没者の霊を祭神としている。そのほか、百済王や高麗王などの朝鮮系帰化人を祭神とする神社もある。

全国の神社の中では、稲荷神社が最も数が多いので、その主祭神である「宇迦之御魂神(うかのみたまのみこと<=倉稲魂(うかのみたま)神>」が最も多くの神社で祀られている祭神といえる。

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