初午(はつうま)は、2月の最初の午の日。旧暦で1年のうち最初の(つまり1月の)午の日も初午には違いないが、通常は稲荷社の祭の日である2月の初午をいう。
稲荷社の本社である伏見稲荷神社のご祭神・宇迦御霊神(ウカノミタマ)が伊奈利山(イナリヤマ)へ降りた日が和銅4年2月7日(711年2月28日)であったとされ、この日が初午であったことから、全国で稲荷社を祀る。また、この日を蚕や牛・馬の祭日とする風習もある。江戸時代には、この日に子供が寺子屋へ入門した。
本来は旧暦2月の最初の午の日であるが、現在では新暦2月の最初の午の日とされている。そのため、元々は春先の行事だったのが、冬の一番寒い時期の行事となってしまった。また、2月1日〜3日の節分前から当日にかけての日が「初午」となる場合もある。