文殊菩薩(もんじゅぼさつ)は、正式名称を文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)という。「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、知恵の神様として学業向上や合格祈願に有名な菩薩。
モデルとなった人物が存在し、古代インドにあるコーサラ国の首都・舎衛国(しゃえこく)のバラモン階級の者だったといわれており、仏教の経典を書物にまとめる作業などに関わったと伝わる。
ただし、本来は学問などの知恵を司るのは虚空蔵菩薩であり、文殊菩薩は物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味する「智慧」を司っています。
釈迦如来の左脇侍として普賢菩薩と共に三尊で並ぶことが多いが、独尊で祀られることもある。